【オーボエ】 組み立て方など吹く準備&片付け方 動画で解説


前回は、オーボエの楽器とリードの選び方についてご紹介しました。

長くつ付き合える楽器との、いい出会いがありましたでしょうか。

オーボエの楽器と選び方についての記事はこちらです
オーボエ【楽器とリードの選び方】ずっと付き合える楽器と出会うポイント

オーボエを始めるために、必要なものを紹介した記事です

「オーボエ始めたい!♪ 」必要なものはまず8つ! オーボエ吹き持ち物リスト


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今回は、オーボエを吹く準備 について紹介していきます。

楽器を大切に扱うために、知っておきたいことをまとめました。


オーボエを吹く準備をしよう!

オーボエを吹くために必要なのは、このような準備です。

  • リードを水につける
  • 楽器を組み立てる
  • 楽器を温める


ひとつずつ見ていきましょう。


リードの準備


はじめに、リードを水につけます

どっぷりつけなくても、葦の部分がひたればオッケーです。




時間はあまり長すぎないように。腐るので。

楽器を組み立てている間、つけておけばいい感じです。



楽器の組み立て方


オーボエは、組み立て式に分けられてケースに入っていて、それらは上管、下管、ベルと呼ばれる3つです。




まずは、一番下になるベルと、真ん中になる下管を繋げま

下管のコルク部分に、コルクグリスをうすく塗って、すべりやすくしておきましょう。

塗りすぎには注意してください。

また、コルクの劣化を防ぐため、片付ける時には、コルクグリスを布で拭き取っておく方がいいです。

そして、上管のコルク部分にもコルクグリスを塗り、一番上に繋げます

キーの部分を、多少持たないと繋げることが出来ないので、ちょっと怖いかもしれません。

なるべくキーを避け、ぎゅーーっと持たなければ大丈夫です。



このように、ゆっくり丁寧に組み立てれば、そうそうキーが曲がることはありません。

ジョイント部分が、きちんと繋がっているか確認します。



楽器をあたためる


オーボエの組み立てができたら、優しく手で楽器をあちこち握って、手の温もりで温めましょう

オーボエを手のひらで包み込む感じです。

この時も、キーに気をつけながら、ぎゅーーーっと力を入れたりしないように。

特に冬場は、いきなり吹くと、温度差でボディにヒビが入ったりしますので、温めは忘れないでください。



オーボエのリードを吹いてみよう!


楽器の準備ができましたね。

次に、先ほど水につけたリードを吹いてみましょう

ガーゼなどで、軽く水を拭き取ります。


リードをくわえます。アンブシュア(口の形)は、このような感じです。

ちょっと唇を、中に巻き込むようにします。



くわえたら、リードの先に舌をつけて、離すと同時に、草笛を吹くように、少しの息を速いスピードで入れます。

このとき、リコーダーのように、「トゥー」と発音して、息を入れてください。
タンギングですね。

「ピーーーーー!」と、草笛のような音がすればオッケーです。ピーピー豆みたいな、わかりますか?( ・∇・)

ちゃんと元気なリードで、音が出なかったら

  • 唇に力が入りすぎている
  • 息のスピードが遅すぎる
  • 唇の巻き込みが少なすぎる


原因は、この3つのどれかだと思われます。

鏡で唇の形を見ながら、吹いてみるといいですね。

うまく音が出たら、リードのコルク部分にもコルクグリスを塗って、上管の先、一番てっぺんに繋げます


準備ができました!




オーボエの片付け方


吹き終わったら、片付けがありますね。

オーボエの片付け方も紹介しておきます。

時々行う、ちょっとしたメンテナンスも覚えておいてください。


楽器を外していく


繋げた時と反対に、上管と下管をまず外します

そして、下管とベルを外すという順番です。




掃除をする


そして、水鳥の羽(楽器店で購入)で、管の中の水分を弾き飛ばします


布のスワブを使う方もたくさんおられますが、私は羽の愛用者です。

オーボエは管が細いので、昔から羽が売られているのだと思います。

スワブで良ければ、羽なんか売ってないですよね。

どこでだったか忘れましたが、布のスワブを勧められて、私は管の中に引っかけてしまい、肝を冷やしました。

それで、ずっと、やっぱり羽は先人の知恵だと思っています。

スワブがいい方は、オーボエ用に、上管、下管と、大きさの違うスワブが売っているので、もちろんそれでもOKです。


次に、タンポにクリーニングペーパーを挟んで、数回タンポを開け閉めし、汚れを取ります

オクターヴキーなど、気になる小さなタンポだけでいいです。



それから、クロスでキーの手垢を拭き取っておきましょう

銀メッキの楽器は、これを怠ると、黒くなってしまいます。


小さくて、ひっついてしまいがちなタンポに、クリーニングペーパーを挟んで、ケースにしまいましょう。



時々やること


キーとキーの間には、けっこう埃がたまります。

時々、柔らかい図工用の筆で、埃を掻き出しましょう



たまに、演奏会前など、キーが緩んでいて焦ることがあります。

いじくり回すのはNGですが、精密ドライバーは持っていた方が安心です。

緩んだネジを、そっと回して締め直します




組み立て、片付けの時は、部品がゆがむほど強くにぎらないように。

オーボエは、たいへんデリケートな楽器です。

世界一難しい楽器と言われる、要因の一つですね。


【オーボエ】 組み立て方など吹く準備&片付け方 動画で解説 : おしまいに


オーボエは、準備も片付けも、なかなかに面倒です。

蓋を開けて、はい、吹けます!というものではありません。

手間はかかりますが、大切な楽器ですから、日々労わってあげましょう

きっと、いい音色になっていきますよ。( ・∇・)


Thank you ♪ ( ・∇・) Yua♪


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