今回は、オーボエのリード作りのはじめの工程、糸巻き作業を説明します。
ケーンを糸で巻いてチューブにつける作業です。
わかりにくいところは拡大図や動画をつけていますので、頑張ってチャレンジしてみてください!
( ・∇・)♪
リード作りの動画です。
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オーボエリードの作り方【糸巻き】
それでは、ゆっくり焦らずやっていきましょう。
ケーンを水につけておく
はじめに、ケーンを水につけますが、本当はその前に、ケーンの裏をサンドペーパーで軽く磨くといいです。
でも、しない人も多いし、私も音色の違いは感じません。
道具の話の記事でも、サンドペーパーは載せませんでした。
気になる方は、表面がサラサラになるのでやってみてください。
そして、ケーンを水に一晩くらいつけます。
浮かんでいたケーンが、水中に沈んだらオッケーです。
急いでいる時は、ぬるま湯につけると早く沈みます。
ケーンの両端を削る
ケーンのはじっこを、このようにナイフで少し削りましょう。
糸を巻く時、段差を作らないためです。
ケーンに印をつけておく
そして、チューブをケーンにあてて、チューブを挟んでケーンをパタンと折り、全体の長さが7センチ3ミリくらいに合わせ、一度ケーンを開いて、チューブの先端がきている位置に、鉛筆で印をつけておきます。
ケーンの裏側に、印を書くということです。
サイドから見てもわかるように、はっきり目に書いてください。
糸巻き① しっかりと巻く
もう一度、チューブをケーンではさんだら、いよいよ、ずれないように糸を巻いていきます。
こんなふうに、座っている椅子に糸のはじを結び付けてやってもいいですし、
このように動かない所に結んでやってもいいです。
先ほどつけた印の三巻き分くらい下から、上に向かって二巻き軽く巻きます。
糸はピンと張ってください。
そして、割れるのは怖いですが、ゆっくり力を入れて糸を引いて締めます。
印までかかってしまうと、ケーンの振動が止まって鳴りませんので注意です。
ケーンの間に隙間が開かないように、しっかり締めてください。
大事な所なので、動画を載せておきます。
コツは、糸を長めにしておくことです。この動画より、長めにするといいでしょう。
糸巻き② 下へ向かって巻いていく
上の糸を斜めに下へおろし、椅子に結んだ方の糸も巻き込みながら、下へ下へ巻いていきます。
この時は、糸はもう緩めても大丈夫です。
糸巻き③ 糸をとめる
ケーンが見えなくなるくらいまで糸を巻いたら、椅子の糸を切って、輪を作り、その上からさらに巻いていきましょう。
最後に、巻き終わった糸を長めに残して切り、輪に通して、輪にした糸の先を引っ張るととまります。
巻き終わりました。
いらない糸を切り取ります。
横から見たところです。
ケーンの間は隙間のないように、そして、糸は印のちょっと下になっています。
マニキュアを糸に塗る
糸のほつれを防ぐため、巻いた糸部分にマニキュアを塗っておいてください。
若干ですが、息漏れ防止にもなります。
オーボエリードの作り方【糸巻き】写真と動画で解説♪ : おしまいに
巻き方はこれ一つではないですので、工夫してみてください。
糸が、ケーンの振動を止めないように、印の下にくるようにしておく。
あとはとにかく、ケーンがしっかりチューブにつけば、巻き方はなんでもOKです。
慣れるまで繰り返し、同じケーンで練習するのもいいでしょう。
ふぁいとです!( ・∇・)♪
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