オーボエリードの調整【削り方:どこを削るのか図で解説】

オーボエのリード作りを、順を追って紹介しています。

今回は、リードが出来た後のお話です。

出来たリードを楽器につけて、音を出しながら、微調整していきましょう。


リード作りの動画です。 
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作ったオーボエリードを調整しよう!どこを削るの?

リードがなめらかに削れたら、楽器につけて少しずつ削って調整します。

少しずつ。

よくばって、ザクっとと削ってしまうと、今までの苦労が水の泡です。

そして、リードを明かりに透かしてみると、真ん中に背骨のように、影が残っている削り方をおすすめします。

ここが残っていないと、ペーペーとした音色になってしまうからです。


透かして見ると、背骨が残っています。



オーボエリード 悩み別 削る箇所リスト

お悩みの具合により、どこを削ればいいのかリストを載せました。

リードの削ってある部分を、スクレープといいます。




  • 音色をやわらかくしたい・・・図の黄色い部分、先端を削ります。
  • 低い音を出しやすくしたい・・・同じく、先端を削ります。特に両はし。
  • 音がするどすぎる・・・図のオレンジの部分を削ります。
  • 音色を明るくしたい・・・図の赤い部分を、そ~っと削ります。
  • 高い音を出しやすくしたい・・・同じく赤い部分を少し削ります。
  • ちょっと暗めの音色にしたい・・・図の水色の部分を削ります。または、スクレープを少し長くしてみます。
  • Eの音程が高い時・・・スクレープの真ん中あたりを削ります。
  • Eの音程が不安定な時・・・先端をカットして、赤い部分を削ります。
  • Fの音程が不安定な時・・・スクレープを長くする or 全体的に薄くします。
  • Fの音程が低い時・・・全体的にでこぼこを少なくします。
  • F♯、G、G♯が不安定な時・・・先端をカットします。
  • F♯、G、G♯が高い時・・・黄色い部分を薄くするか、スクレープを長くします。
  • B♭、Cが、低い時・・・先端をカットします。
  • B♭、Cが、高い時・・・スクレープを長くします。

ちょっと削っては吹き、またちょっと削っては吹きで、調整しましょう。


オーボエリードの調整【削り方:どこを削るのか図で解説】: おしまいに

リードを削る時は、いらいらしていたらダメです。

明るいところで作業し、時々透かして、どこが薄いか厚いかよく観察して進めます。

気長に、のんびり、楽しんで仕上げていってください。

何本も挑戦していくと、自分だけの良いリードに近づいていきます。

こつこつがんばりましょう☆

健闘祈ります!( ・∇・)♪


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